涙の向こう

昨日、拝顔した。
あまりに小さい彼の顔に、涙があふれそうになった。
ありがとう、あなたに感謝することばかりです。
そう心の中でつぶやいた。
流れ落ちそうな涙をこらえつつ向かう先を見れば、見慣れた友人達の姿。
彼らの顔を見て、どうにか涙をこらえた。
ずっと泣いてちゃいけない。
彼らと前を向いて進むことが、きっと恩返しになるから。