コニカのフィルム

先日も書いたが、一時期は隆盛を極めたコニカのフィルムも、ついに生産終了だとか。
店員も、いつ会社から生産終了のアナウンスが出てもおかしくない状況という。
コニカのフィルムは、特にリバーサルフィルムで、渋めの寒色系の発色が個人的には使いやすかった。特に、SRMISO感度200であるのに、粒状性も値段もISO感度100のSRAと変わらず、その1段分の違いに撮影の幅が大きく広がるすばらしいフィルムだった。
近年は、量販店などでは、コニカのフィルムというと叩き売りされているイメージが強かったのだが、あのパッケージが見納めということを思うと、さびしいものである。
今後の心配は、フジとコダックがいつまでフィルムを作り続けてくれるかになってきた。
早くデジタルに移行しろ、ということなのかもしれないが、フィルムを容易に手に入れられるうちは、その楽しさを存分に味わっておくことにしたほうがよさそうだ。